アームレスリングとは

アームレスリング=「瞬間の美学」
交錯する戦略 圧倒的パワーか電光石化のスピードか
一瞬で勝敗が決まるアームレスリング。 手を組み合ったその瞬間から攻防が始ります。 GOの合図までの数十秒間に交錯する戦略。 圧倒的パワーか電光石火のスピードか・・・。 アームレスリング=「瞬間の美学」。 まさに、この言葉にふさわしいスポーツと言えるでしょう。
生涯スポーツとして
「いつでも・どこでも・誰とでも」老若男女が行える、生涯スポーツ
アームレスリングは「いつでも・どこでも・誰とでも」老若男女が行える、生涯スポーツです。 幅広い年齢層が集まる練習会や試合では、互いに尊重し合あうことで、人を敬う心や礼儀も弁えれる人へと、成長できるものと考えています。 そしてアームレスリングは、車椅子・障がい者の方と、健常者が対等に競い合うことができる、今後の発展に期待が持てるスポーツです。
試合の流れとルール
セットアップ(基本姿勢)
①
| 肩が競技台と平行である。
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②
| 手首が曲がったり、反ったりしていない。
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③
| 人差し指が平行である。
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④
| 親指の第一関節が見えている。
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⑤
| 手と顎に拳一つ分の隙間がある。
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⑥
| 指は全て握り、相手の手に密着させておく。 ※指を浮かせてはいけない。
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試合前のレフリーへの申告権利
ストラップ マッチ
| ストラップを巻いてスタート。 ※両選手が同意の場合のみ有効
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レフリーズ・グリップ マッチ
| レフリーズ・グリップでスタート。 ※両選手が同意の場合のみ有効
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足かけ拒否
| 相手選手が自分側の競技台へ足をかけることを拒否できる。
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試合の流れ
①
| 相手と握手をして 『グリップ』 の合図でセットアップを開始する。
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②
| レフリーが 『ショルダー・リスト・ナックル』 が公平になるように指示をする。
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③
| お互い公平なセットアップが確認できたら 『レディー・ゴー』 の合図でスタートとなる。
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④
| 相手の手首から先を、タッチパッドに付けるか、タッチパッドのラインより下げれば勝ちとなる。
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※1
| 好意的ではないスリップが起きた場合、ストラップ マッチとなる。
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※2
| 30秒経ってもセットアップが決まらない場合、レフリーズ・グリップ マッチとなる。
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※1
| 好意的ではないスリップはストラップマッチとなる。選手はストラップを巻く位置を、踝の上か下で選択ができる。レフリーは選手に対し、ストラップを巻く位置をUp・downで選択させる。
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※2
| セットアップを開始してから30秒以上経過すると、レフリー・グリップマッチとなる。選手は親指に指を掛けるか掛けないか選択ができる。レフリーは選手に対し、指を掛ける位置をOverかUnderで選択させる。
※以下、すべてにレフリーに指導権がある。レフリーズ・グリップマッチ開始後は、レフリーの指示以外で動いたらファールとなる。
①お互い手を広げた状態で、手を合わせる。
②肩を競技台に対し水平にする。
③親指を閉じる。
④親指以外の4本の指を閉じる。
⑤『レディー・ゴー』でスタートとなる。
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ワーニング(警告)
①
| セットアップ時、同じ個所を3回連続で注意される。
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②
| フライングスタートをする。
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③
| 脚かけ拒否をされたにも関わらず、相手側の競技台に脚をかける。
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④
| 劣勢状態でペグ (グリップバー) から手を離す。
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ファール(2回で負けとなる)
①
| ワーニングを2回科す。
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②
| エルボーパッドから肘が浮く。
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③
| エルボーパッドから肘が出る。
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④
| 好意的に手をスリップさせる。
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⑤
| レフリーズ・グリップマッチで「don't move」をかけられた後に動く。
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⑥
| ニュートラルポジションでのデンジャラス・ポジション及びブレーク・アーム。
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⑦
| 肩がセンターラインを超える。
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⑧
| 拳が身体のどこかに触れる。
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⑨
| 劣勢体制から、手をペグ (グリップバー) から離したことにより、優勢体制なる。
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⑩
| 相手がファールとなるような、明らかに故意とみられる行為。
例)故意に相手の肘をエルボーパッドから奥に押し出す。
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⑪
| 不適切な言動、スポーツマンシップに反する行動。
※ファールを科せられても、その言動・行動を続ける場合は、退場処分となる。
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デンジャラス・ポジション 及び ブレーク・アーム
デンジャラス・ポジション
| ニュートラルポジション(中央位置)またはルージングポジション(劣勢位置)で肩と上腕二頭筋の付け根が、エルボーパッドの高さより下がった場合、デンジャラス・ポジションとなる。レフリーは、選手の肩と上腕二頭筋の付け根が、エルボーパッドの高さより上がるように「ショルダー」と指示を出す。3回連続で「ショルダー」の指示を受けた場合、ファールとなる。
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ブレーク・アーム
| ニュートラルポジション(中央位置)またはルージングポジション(劣勢状態)で拳から目を離した場合、ブレーク・アームとなる。レフリーは拳を見るように「ルック・ハンド」と指示を出す。3回連続で「ルック・ハンド」の指示を受けた場合、ファールとなる。
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